古市エリアの最も北部に位置する前方後円墳。 墳丘長は210m、後円部の高さは16.9mである。 1912年に後円部から埋葬施設が発見され、竪穴式石室(たてあなしきせきしつ)の中に国内最大級の長持形石棺(ながもちがたせっかん)が納められていた。石室や石棺内からは、銅鏡、鉄製武具・武器、腕輪形石製品、装身具などが出土している。 墳丘は、幅の広い二重の濠と堤に囲まれている。内側の濠の中には島状の高まりが造られており、3体の水鳥形埴輪が置かれていた。 築造時期は4世紀後半である。