39 野中古墳(のなかこふん)
墓山古墳の後円部北側に位置する方墳。
墳丘長は37m、高さは5mである。墓山古墳の付属墳と考えられる。
1964年の発掘調査で、墳丘の頂上部に木箱が納められていたことがわかり、木箱の中から、11領の鉄製の甲、8鉢の鉄製の冑、3鉢の革製の冑のほか、刀、剣、鏃など多くの鉄製武器が出土した。また、鉄製品の原料となる鉄鋋や、石臼、石杵、朝鮮半島で作られた土器も出土している。
築造時期は5世紀後半である。
- 所在地
- 藤井寺市野中
- アクセス情報
- 近鉄南大阪線「古市」駅 北西に徒歩13分
- 写真等