古市エリアの南側に位置する前方後円墳。墳丘長は96m、前方部の高さは10mである。 築造時は二重の周濠をもつ古墳であった。埋葬施設である後円部の石室には阿蘇産の石材で作った舟形石棺が納められていた。 石室の内部からは、銅鏡(どうきょう)、大刀(たち)、鉄鏃(てつぞく)、多量の玉類、馬具のほか豪華な装飾品などの副葬品が出土した。 墳丘や濠からは円筒埴輪、形象埴輪のほか、須恵器が出土している。