古墳めぐり(古市エリア) Vol.01

応神天皇陵古墳は、体積では国内最大で、仁徳天皇陵古墳を上回ります。
国内最大とあって、古墳の前に降り立つと、圧倒的な存在感があります。
地域で"応神さん"と親しまれる古墳を是非訪ねてみてください。
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応神天皇陵古墳/誉田八幡宮(羽曳野市)

地元に愛され続ける“応神さん

地域に根づいた“応神さん”

5世紀に造られたといわれる応神天皇陵古墳。
地域で「応神さん」の呼び名で親しまれています。
また、駅から応神天皇陵古墳に向かう間にも、さまざまな古墳に出会い、古代の香りを感じるエリアです。ちょっとしたトリビアですが、かつて「応神御陵前」という駅がありました。
場所は、近鉄電車の藤井寺駅と土師ノ里駅の間にあり、応神天皇陵古墳への参拝に利用されました。現在ではすでに廃駅となりましたが、かつての駅舎跡を探してみるのもおもしろいですね。
応神天皇陵古墳
【所在地】
羽曳野市誉田6丁目
【最寄駅】
近鉄南大阪線土師ノ里駅、古市駅
応神天皇陵古墳

応神天皇をお祭りする誉田八幡宮

応神天皇陵古墳の南側にある誉田八幡宮は、応神天皇(=八幡神)をお祭りする神社です。
古墳のすぐそばに、その被葬者を祀る神社があるのは全国的もかなり珍しいことです。
毎年9月15日には秋祭りが開催され、神社から応神天皇陵古墳の堤までお神輿が進みますが、少なくとも平安時代から続く伝統行事で、応神天皇陵古墳と誉田八幡宮の結びつきを裏づけます。
誉田八幡宮には、丸山古墳で出土した「金銅製透彫鞍金具」をはじめ、国宝や重要文化財など、貴重なものが数多く納められており、また、春には、藤やかきつばた、つつじなどの花々が咲き誇ります。
「春に応神天皇陵古墳と誉田八幡宮」がおすすめです。
誉田八幡宮
【所在地】
羽曳野市誉田3丁目
【最寄駅】
近鉄南大阪線古市駅
【宝物拝観料】
400円(土曜日のみ13時から16時まで)

誉田八幡宮誉田八幡宮

鞍金具金銅製透彫鞍金具(誉田丸山古墳[誉田八幡宮])

ちょっと発見

消火栓

道明寺駅から応神天皇陵古墳への行き道で発見!これは藤井寺市の消火栓
です。よく見ると、消火栓の左右に描か
れているのは、古墳の、それも前方後円
墳のモチーフです。ちょっとしたところ
に古墳のあるまち、発見ですね!
【所在地】
藤井寺市各所