百舌鳥・古市古墳群とは

古墳群の築造年代と構成

百舌鳥・古市古墳群の位置 百舌鳥・古市古墳群は、大阪の南部、堺市、羽曳野市、藤井寺市の3市にまたがる巨大古墳群であり、堺市の「百舌鳥」と羽曳野市・藤井寺市の「古市」の2つのエリアに分かれながらも、一体性・連続性をもっています。
この古墳群では、4世紀後半から6世紀前半にかけて200基を超える古墳が築造されましたが、現在でも89基の古墳が残っています。
最大の古墳は仁徳天皇陵古墳(墳丘長486m・国内第1位)で、応神(おうじん)天皇陵古墳(墳丘長425m・2位)、履中(りちゅう)天皇陵古墳(同365m・3位)、ニサンザイ古墳(墳丘長290m・8位)、仲姫命(なかつひめのみこと)陵古墳(同290m・8位)、仲哀(ちゅうあい)天皇陵古墳(墳丘長242m)がこれに続きます。
こうした墳丘長が200mを超える古墳は全国に40基近くありますが、うち11基は百舌鳥・古市古墳群に存在し、これほど巨大前方後円墳が集中している地域は国内でも他に例がありません。

百舌鳥・古市古墳群(古市)百舌鳥・古市古墳群(古市) こうした巨大な古墳の多くは、複数の「濠(ほり)」を有し、その周囲に「陪塚(ばいちょう)」と呼ばれる中小の古墳を伴っています。
また、墳形別にみると、前方後円墳が43基(うち帆立貝形墳12基)、円墳が24基、方墳が22基あります。