世界遺産について
昭和47(1972)年、ユネスコ総会において、「文化遺産及び自然遺産を人類全体のための世界の遺産として損傷、破壊等の脅威から保護し、保存することが重要であるとの観点から、国際的な協力及び援助の体制を確立すること」を目的とし、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)」が採択されました。
令和5(2023)年10月現在、条約締結国は195カ国です。
世界遺産には、記念物、建造物群、遺跡などの「文化遺産」、動植物の自生地や自然景観などの「自然遺産」、それらの両方をあわせもつ「複合遺産」の3種類があります。
令和6(2024)年7月現在、1223件(文化遺産952件、自然遺産231件、複合遺産40件)の遺産が登録されています。
日本の世界遺産
- 日本は平成4(1992)年に条約を締結しており、令和6(2024)年7月末現在、26件の資産(文化遺産21件、自然遺産5件)が世界遺産一覧表に記載されています。
文化遺産

法隆寺地域の仏教建造物
登録年:平成5年

姫路城
登録年:平成5年

古都京都の文化財
登録年:平成6年

白川郷・五箇山の合掌造り集落
登録年:平成7年

原爆ドーム
登録年:平成8年

厳島神社
登録年:平成8年

古都奈良の文化財
登録年:平成10年

日光の社寺
登録年:平成11年

琉球王国のグスク及び
関連遺産群
登録年:平成12年

紀伊山地の霊場と参詣道
登録年:平成16年

石見銀山遺跡とその文化的景観
登録年:平成19年

平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―
登録年:平成23年

富士山―信仰の対象と芸術の源泉
登録年:平成25年

画像提供:富岡市・富岡製糸場
富岡製糸場と絹産業遺産群
登録年:平成26年

明治日本の産業革命遺産
登録年:平成27年

ル・コルビュジエの建築作品
-近代建築運動への顕著な貢献-
登録年:平成28年

「神宿る島」
宗像・沖ノ島と関連遺産群
登録年:平成29年

長崎と天草地方の
潜伏キリシタン関連資産
登録年:平成30年

百舌鳥・古市古墳群
登録年:令和元年

北海道・北東北の縄文遺跡群
登録年:令和3年

佐渡島の金山
登録年:令和6 年
自然遺産

屋久島
登録年:平成5年

白神山地
登録年:平成5年

知床
登録年:平成17年

小笠原諸島
登録年:平成23年

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島
登録年:令和3年
代表的な世界遺産の例

フランス共和国
モン‐サン‐ミシェルとその湾

エジプト・アラブ共和国
ピラミッド(メンフィスとその墓地遺跡-ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯)

スペイン
サグラダ・ファミリア(アントニ・ガウディの作品群)

インド
タージ・マハル

英国
ストーンヘンジ(ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群)

オーストラリア連邦
エアーズロック(ウルル-カタ・ジュタ国立公園)

ペルー共和国
マチュピチュの歴史保護区

中華人民共和国
ジャイアントパンダ(四川ジャイアントパンダ保護区群)

オーストラリア連邦
グレート・バリア・リーフ