もず・ふるいちこふんぐん こどもQ&A

古墳ってなに?

答え
古墳とは、今から 1750〜1400 年ほど前にたくさんつくられた、土をもり上げてつくった墳丘(ふんきゅう)を持つお墓(はか)のことです。
古墳には、その当時の権力者(けんりょくしゃ)やその一族がねむっています。
堺市にある仁徳天皇陵古墳(にんとくてんのうりょうこふん)は、墳丘の長さが日本で一番長い、前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)という形の古墳です。
また、羽曳野市にある応神天皇陵古墳(おうじんてんのうりょうこふん)は、もり上げた土の量ではナンバーワンだと言われています。
中には石室(せきしつ)と呼ばれる死者を納(おさ)める部屋があり、墳丘や堤(つつみ)の上には埴輪(はにわ)と呼ばれる焼き物が並んでいます。
仁徳天皇陵古墳 仁徳天皇陵古墳
日本一大きな前方後円墳・仁徳天皇陵古墳(前方後円墳)
応神天皇陵古墳
盛土量が日本一、応神天皇陵古墳

埴輪

粘土(ねんど)を焼いて作ったもので、筒形(つつがた)、家形、動物形などさまざまなものがあります。
埴輪の中で一番多いのは筒形で円筒埴輪(えんとうはにわ)といいます。
円筒埴輪はとなり同士がくっつくようにならべられていたので、人が古墳の神聖(しんせい)な場所に入れないようにする柵(さく)の役割(やくわり)もありました。

古墳の形のいろいろ

古墳には、前方後円墳のほかに、円形の円墳(えんぷん)、四角形の方墳(ほうふん)、帆立貝形墳(ほたてがいがたふん)など、いろいろな形があります。

古墳をつくったのはだれ?

答え
古墳は、その当時の権力者がつくりました。
古墳の形や大きさ、一緒(いっしょ)に埋(う)められている品物によって、その権力者の力の大きさを知ることができます。
古墳づくりにかかわった人たち