古墳めぐり(百舌鳥エリア)Vol.03

今回は、南海高野線堺東駅の東側にある
反正天皇陵古墳とその周辺を
ぐるりと歩くコースをご案内します。
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反正天皇陵古墳/方違神社/けやき通り

四季の花を眺めながら古墳散策

古墳の姿をながめながらのんびりまちあるき

南海堺東駅の東側にある反正天皇陵古墳は、古墳時代の5世紀中頃に造られたとされる古墳。
この周辺は、旧国名で「河内」「和泉」「摂津」の三つの国(三国)のちょうど境にあたるエリア。
この各国の「境=さかい」が現在の堺の地名の由来とされています。
おすすめのビュースポットは古墳の北側にあたる後円部。
長尾街道からけやき通りを歩けば、季節ごとに彩りを変える墳丘の木々の色が楽しめます。
反正天皇陵古墳
【所在地】
堺市堺区北三国ヶ丘町2丁
【最寄駅】
南海高野線堺東駅
反正天皇陵古墳の後円部(上)/南側にある拝所(下) 周濠も一緒に見られる後円部。拝所は南側にあります。

方角の神さま・方違神社へ

反正天皇陵古墳の後円部側にある方違神社(ほうちがいじんじゃ)は、「方角の神さま」として地元の人びとに親しまれる神社。
三国の境という場所柄、家を新築・改築したり、引越しをする時などに方災除(ほうさいよけ)のお詣りをする人が全国から訪れるそう。
境内から反正天皇陵古墳の後円部を望めます。
方違神社
【所在地】
堺市堺区北三国ヶ丘町2-2-1
【最寄駅】
南海高野線堺東駅
【参拝時間】
9時から16時まで
方違神社の境内(上)/「三国ヶ丘」の石碑(下) 方違神社のご由緒にもある「三国ヶ丘」の石碑を境内で発見!

美しいけやきの並木道をお散歩

方違神社にお詣りしたら、反正天皇陵古墳の東側・田出井町の交差点から南へ延びるけやき通りへ。
この通りのまちなみは堺市景観賞「特別賞」を受賞した美しいけやきの並木道。南へ向かうと、大阪府の天然記念物にも指定されている方違神社のくろがねもちの木が。
けやきの並木とともに、地域の人たちに大切にされている様子がうかがえます。
けやき通り
【所在地】
堺市堺区北三国ヶ丘町から向陵西町周辺
【最寄駅】
南海高野線堺東駅
けやき通り沿いには方違神社のくろがねもちの木が!
けやき通り沿いには方違神社のくろがねもちの木が!

ちょっと寄り道

スタンプ

旧天王貯水池
反正天皇陵古墳の前方部東南側には、明治43年から約50年間使われていた旧天王貯水池があります。
通常は内部非公開ですが、道沿いから見えるレンガ造りの凱旋門風の正面入り口は、レトロな雰囲気で一見の価値あり!
詳細は、こちら(堺市ホームページ)をご覧ください。

【所在地】
堺市堺区中三国ヶ丘町3丁78
【最寄駅】
南海高野線堺東駅