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まず、コメやヒエ、アワなどの穀物(こくもつ)を食べていました。
それって弥生時代と同じ!? いいえ、農作業に使う道具や田んぼを作る技術が発達したことで、弥生時代よりたくさんのコメが作られるようになりました。
また、古墳時代の特ちょうとして、朝鮮半島からカマドが伝わりました。
カマドは、弥生時代までの炉(ろ)(※1)に比べて強い火力があったため、米を炊く(たく)ことが簡単になり、より米食を普及させました。
そして、「炊く」だけでなく、「蒸す」という調理方法も伝わってきて、「おこわ」のようなものも作られていたようです。
※1 ・・・ 部屋の中にたき火のような「炉」を作っていました。
- 甕(蔀屋北遺跡)大阪府教育委員会提供甑(蔀屋北遺跡)大阪府教育委員会提供
- 古墳時代の竪穴住居
- 火のまわりをドーム状に囲んでいるため、炉に比べて、熱が伝わりやすいです。
- カマドを使っている様子。
甑の底には穴が空いていて、今の蒸し器のように、水蒸気によって穀物(こくもつ)を蒸しました。