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古墳時代に冷蔵庫(れいぞうこ)はありませんでした。
だから、当時の人々は季節にとれるものをその時その時に食べていたと考えられています。
しかし、古墳時代には、古墳をつくる労働者のためにたくさんの食べ物を用意する必要があったので、食べ物を大量に生産する技術や、食べ物を蓄(たくわ)えておくための技術も進んだと考えられます。
たとえば、古墳時代の遺跡(いせき)から、「製塩土器(せいえんどき)」という塩を作るための土器がたくさん出てきていて、大量の塩が作られていたことがわかっています。
もちろん、調味料としても使われていたかもしれませんが、魚や肉などを「塩づけ」にして保存していたのかもしれませんね。
- 製塩土器(蔀屋北遺跡)大阪府教育委員会提供