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古墳というのは、古墳時代につくられた盛り土のお墓のことを言います。
古墳時代のお墓は、かぎ穴のような前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)、丸い形の円墳(えんぷん)、四角形の方墳(ほうふん)などですが、実は、前方後円墳は、それまでの時代にない、まったく新しい形のお墓なのです。
弥生時代には山陰地方(さんいんちほう)の「四隅突出型(よすみとっしゅつがた)」、近畿地方の「円形周溝型(えんけいしゅうこうがた)」といったように、お墓の形や表面のかざり方が地域によってちがっていました。
古墳時代になって、日本列島の広い範囲(はんい)で同じルールのもとでお墓がつくられるようになったのです。

